この他にも重要なお楽しみ関連図書があります。順次掲載していきます。
『弔詩なき終焉 インターナショナリスト田口運蔵』 荻野正博著、1983年9月16日、お茶の水書房刊……田口運蔵との交友の中に里村欣三が登場する
『燃えて生きよ 平林たい子の生涯』 戸田房子著、昭和57年2月20日、新潮社刊……平林の作家以前のアナキストとの交友、夫・小堀甚二との愛と確執。里村欣三については平林の説を踏襲。飛車角こと石黒彦市(石黒政一と書かれている)が昭和16年頃盛んに病床の平林を援助したことが注目される
『南方徴用作家』 神谷忠孝、木村一信編、1996年3月20日、世界思想社刊……東南アジアの戦線に投入された従軍作家の体験を追う編著。井伏鱒二、高見順、火野葦平等13名が採り上げられている
『萬歳(チャイヨウ)』 岩崎榮著、昭和19年5月20日、泉書房刊……マレーに向かう輸送船内の情況を描写
『戦争 死の意味』 竹森一男著、昭和52年12月8日、時事通信社刊……マレーのアロールスターで、従軍中の竹森と報道班員星村(里村欣三)が再会する場面がある
『遥拝隊長』 井伏鱒二著、昭和26年、改造社刊……マレー輸送船の輸送責任者栗田中佐がモデルの一部になっている
『言文』第53号 福島大学国語教育文化学会、2006年3月31日……澤正宏先生の作家・作品論「里村欣三の文学」(P36-51)を収載
『信州白樺』第57・58合併号 宮坂栄一編、1984年4月21日……高崎隆治先生の「里村欣三 その国境を超える思想」(P272-279)を収載
『岡山の歴史地理教育』第5号 岡山県歴史教育者協議会、1972年7月……関中ストライキの様子を伝える岡一太さんの「垣間見た歴史の一瞬」(P11-22)を収載
『藝術の運命』 亀井勝一郎著、昭和16年2月23日、實業之日本社刊……里村欣三の『第二の人生』第一部を評価した文芸時評(『文学界』昭和15年7月号)を収載
『文学の力』 音谷健郎著、2004年10月30日、人文書院刊
『日生を歩く』(岡山文庫218) 前川満著、平静14年7月21日、日本文教出版刊……「作家里村欣三の故郷」収載